- 保育士歴16年、現役保育士が執筆
- 3児の母
目次
ディズニー英語システムを選んだ訳
ディズニー英語システム(DWE)は、ワールド・ファミリー株式会社が提供する子ども向けの英語学習プログラムです。このシステムは、子どもたちが楽しみながら自然に英語を習得できるよう設計されています。ディズニーキャラクターを活用し、映像、音楽、絵本、カードなど様々な教材を組み合わせて学習を進めていきます。
DWEの特徴と学習方法
ディズニー英語システムの最大の特徴は、「母国語方式」と呼ばれる学習方法です。これは、子どもが母語を習得するのと同じように、自然な環境で英語を学ぶことができる方法です。主な特徴と学習方法は以下の通りです。
- 連動した教材: すべての教材が互いに関連しており、同じ単語やフレーズに繰り返し触れることができます。
- 楽しく学べる: ディズニーキャラクターを使用することで、子どもたちの興味を引き付けます。
- 多様な教材: 映像、音楽、絵本、カードなど、様々な形式の教材を用意しています。
- 家族で学習: 子どもだけでなく、親も一緒に楽しみながら英語を学ぶことができます。
学習の流れとしては、まず映像や音楽を通じて英語を耳から学び、次に絵本やカードを使って視覚的に理解を深めます。そして、アクティビティを通じて実際に英語を使う機会を設けることで、自然に英語が身につくようになっています。
インプットのための2000時間を確保できるか
DWEでは、英語のアウトプット(話す・書く)が出始めるまでに約2000時間のインプット(聞く・読む)が必要だと考えられています。
毎日1時間程度の英語インプットを続けると、2000時間に到達するのに約5-6年かかるとされています。これは、日本語を母語として習得する過程と同様のプロセスを想定しています。子どもが日本語を話し始めるまでに約2000時間の言語インプットを受けているという考えに基づいています。2000時間のインプットにより、英語の音やリズムに慣れ、「英語耳」が形成されると考えられています。
週1回45分の英語教室では2000時間に到達するのに約52年かかるのに対し、DWEを活用した日常的なインプットでは大幅に期間を短縮できるとしています。
親の負担が少ない
家庭で学習するなら親の負担も大きそう…。英語が苦手だから子どもに教えてあげられるかしら…?そんな不安があると思います。
ディズニー英語システム(DWE)は、親が英語を教えなくても子どもが英語を学べるように設計された教材です。むしろアドバイザーさんから「親御さんは教えないでください」と言われたほどです。
以下に、その理由と仕組みを詳しく説明します。
1. オールイングリッシュの環境
DWEの教材はすべて英語で構成されており、日本語の説明や翻訳は含まれていません。これにより、子どもは自然に英語を学ぶことができ、親が直接教える必要がありません。
2. システム化された教材
DWEは、CD、DVD、絵本、カードなどの教材が連動しており、一貫した学習体験を提供します。これにより、子どもは繰り返し同じフレーズや単語に触れることで自然に英語を習得します。
3. 母国語方式
子どもが母国語を学ぶのと同様に、DWEではインプットを重視し、映像や音声を通じて英語を自然に身につけることを目指しています。親が日本語で説明することなく、子ども自身が状況やコンテクストから意味を理解する力を育てます。
4. サポート体制の充実
DWEには親向けのガイドやサポートサービスがあり、教材の効果的な使い方が詳しく説明されています。これにより、英語が苦手な親でも安心して子どもの学習をサポートできます。
5. アウトプットの機会
教材だけでなく、外国人講師との交流やイベント参加など、アウトプットの機会も豊富に用意されています。これにより、子どもは実際に英語を使う経験を積むことができ、自然な言語習得につながります。
2歳までの加入がおすすめ!
対象年齢と開始時期
ディズニー英語システムの対象年齢は0歳から12歳とされていますが、実際にはそれ以上の年齢でも利用可能です。開始時期については、以下のポイントが重要です。
- 早期開始のメリット
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- 言語習得能力が高い時期に学習を始められる
- ネイティブスピーカーのような発音を身につけやすい
- インプットの時間を多く確保できる
- 遅めの開始のメリット
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- 子どもの意思で学習を選択できる
- 様々な教材をすぐに活用できる
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専門家は、できるだけ早く英語学習を始めることを推奨していますが、実際の開始時期は家庭の状況や子どもの興味に応じて決めることが大切です。ディズニー英語システムは、子どもの年齢や興味に合わせて柔軟に活用できるため、0歳から始める家庭もあれば、幼稚園や小学校に入ってから始める家庭もあります。重要なのは、子どもが楽しみながら継続的に学習できる環境を整えることです。
言語習得の黄金期
理想的な開始年齢は0歳〜3歳ですが、特に2歳までに始めるのが理想とされています。2歳までの時期は、子どもの言語習得にとって非常に重要な「黄金期」と呼ばれています。この時期に英語教育を始めることで、大きな効果が期待できます。なぜ2歳までが言語習得の黄金期なのでしょうか?その理由は以下の通りです。
- 脳の柔軟性が高い:幼い子どもの脳は、新しい情報を吸収しやすい状態にあります。
- 音声に敏感:赤ちゃんは、様々な言語の音を聞き分ける能力が高いです。
- 自然な習得:意識せずに言語を吸収できる時期です。
例えば、2歳の子どもに英語の歌を聞かせると、すぐに口ずさむようになることがあります。これは、この時期の子どもの言語吸収力の高さを示しています。ディズニー英語システム(DWE)を2歳までに始めることで、この黄金期を最大限に活用できます。子どもは楽しみながら自然に英語を吸収し、将来的な英語力の基礎を築くことができるでしょう。
3歳以降は手遅れ!?
3歳以降にディズニー英語システムを始めても、決して手遅れではありません。子どもの脳は6歳までに約90%が発達すると言われており、3歳児はまだまだ吸収力が旺盛です。そこを考慮すると、遅くとも小学1〜2年生(6〜7歳)までの開始が望ましいです。公式の対象年齢は0歳〜12歳ですが、早く始めるほど効果が高いとされています
ただし、効果を最大限に引き出すには、継続的な学習が重要とされています。毎日少しずつ英語に触れる習慣をつけることで、着実に英語力を伸ばすことができるでしょう。
DWEユーザーの体験談と効果
英語力向上の実例
ディズニー英語システム(DWE)を利用した多くの家庭から、子どもたちの英語力が目覚ましく向上したという報告が寄せられています。具体的な例をいくつかご紹介しましょう。
- 発音の改善: 多くの親が、子どもの発音が驚くほど自然になったと感じています。ネイティブスピーカーのような発音を身につけた子どもも少なくありません。
- リスニング力の向上: DWEの教材を日常的に聞くことで、英語を聞き取る力が大きく伸びたという声が多く聞かれます。
- 簡単な会話の習得: 日常的な挨拶や簡単な質問に英語で答えられるようになった子どもが多いようです。
- 英文法の理解: 中学校で習うような文法も自然に理解できるようになったという報告もあります。
我が家での体験と効果
我が家でも3人(執筆時小3、小1、2歳)の娘たちがDWEを使って英語を学んでいます。
我が家では、長女4歳、次女2歳の時にDWEを始めました。三女は生まれた時からDWEに触れる環境にありました。その経験から、DWEの効果と子どもたちの成長について紹介します。
次女の驚くべき効果
早期から英語に触れることで、子どもたちは自然に英語を吸収していきました。言語習得の黄金期にあった次女(当時2歳)は、DWE開始からわずか1か月で、「The ABC Song」を何となく歌えるようになりました。
小学校での英語学習への影響
長女と次女は、小学校の英語の授業に抵抗なく参加できています。これは、DWEを通じて英語に親しんできた成果だと考えています。特筆すべきは、長女がAET(外国語指導助手)の先生から英語の発音の良さを褒められたことです。DWEでネイティブの発音に触れ続けてきたことが、自然な発音の習得につながったと考えられます。
幼児期からの英語理解
三女の例は、生まれた時からからDWEに触れることの効果を如実に示しています。
- "Where is ○○?"という質問に対して、該当する場所を指差すことができます。
- "A cat says..."、"A monkey says..."と尋ねると、それぞれ「ミャ~」「ウッキッキー」と答えます。
これらの反応は、単に音声を真似ているだけでなく、英文の意味を理解していることを示しています。
我が家流DWEの使い方
使用している教材はこれ
我が家で現在主に使用しているのは以下の3つです。
①ミッキーメイトでCD・DVDのかけ流し
②マジックペンを使って絵本の読み聞かせ
③マジックペンを使って『Fun and Games』の絵本で遊ぶ
どのように取り組むかは子どもたちに任せています。親は時間ができた時に、一緒に絵本を見たりゲームを楽しんだりしています。ゆるっとDWEです。
現在の英語力は?
先述したように、DWEを取り入れたことで、その効果を実感する場面もあります。では、現在の英語力はどうなのか…?
3人とも簡単な文章を英語で質問すると("What is your favorite food?"、"Where is Daddy?" など)、意味は分かるようです(三女(2歳)も理解しています)。しかし、インプット時間が少ないためか英語で返答するのは難しい場合もあるようです。
我が家の経験から、ゆるっと取り組んでいてもDWEは子どもたちの英語学習に効果をもたらすことがわかりました。英語のアウトプットのためには、2000時間のインプットが必要という理論を考えると、『日常の中に英語に触れる機会が生まれる』という点においてもDWEに取り組んでよかったなと考えています。
お値段が高いって聞くけれど…
ディズニー英語システムの価格は、選択するパッケージによって異なります。フルセットで購入すると、ざっくりと100万円程必要です。
我が家はフルセットには手が出せませんでした。
でもマジックペン(絵本の読み聞かせやゲームができる!)が欲しかったので、マジックペンが付いてくる80万円ほどのパッケージを購入しました。
さらに、ディズニー英語システムには「ワールド・ファミリー・クラブ」という会員制度があり、月会費がかかります。正会員の場合、月会費は3,740円です。この会費により、教材の交換サービスやイベント参加などの特典を受けることができます。
初めは「高い!!」と感じましたが、子ども3人で教材や会員サービスを共有できること、子どもを毎月英会話教室に通わせた場合のことを考えると、妥当な金額かなと感じています。
ディズニー英語システムに興味のある方、申し込みを悩んでいる方
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ディズニー英語システムは、子供たちが楽しく英語を学べるように工夫された教材です。子育てに英語教育を取り入れたい方、ぜひディズニー英語システムも候補の1つとしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上になります。